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ビスケットの起源

ビスケットの起源は、紀元前2000年頃に遡ると言われています。ビスケットは、保存食として2度焼いたパンを意味し、その名前はフランス語の「ビスキュイ」から来ています。フランス語でbisは「2」を意味する接頭語もしくは「2度」を意味する副詞であり、cuitは動詞cuire(「焼く」を意味する)の過去分詞形であるため、全体として「二度焼いた」という意味を表します。

ビスケットは、本来は軍隊用・航海用の保存食であり、現代に近いビスケットが本格的に作られるようになったのは16世紀になります。ヨーロッパの宮廷で盛んに食べられるようになり、色々な味やおいしさが工夫されだしました。

日本には、1543年、種子島に漂着したポルトガル人により、鉄砲とともに上陸したビスケットは、次第に日本に広まっていきました。日本ではじめてビスケットに関する記述が登場するのは、幕末に長崎で開業していた医師である柴田方庵の日記であり、水戸藩からの依頼を受けビスケットの製法をオランダ人から学び、1855年にその製法書を送ったことが書かれています。

 

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